ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. 【徹底比較】障害年金受給のメリット・デメリット

【徹底比較】障害年金受給のメリット・デメリット

長引く病気やけがによって仕事や日常生活に制限が生じると、今後の生活に不安を感じます。そうした状況で生活を支える制度の一つが障害年金です。しかし、障害年金にはデメリットもあります。本記事では、障害年金がもたらすメリットと、請求前に知っておきたいデメリットを分かりやすくまとめます。

障害年金がもたらす「メリット」

①障害年金の最大のメリット

経済的にサポートを受けられることです。日々の生活を支える収入面が安定し、安心して治療継続やリハビリに集中でき、回復に向けて進めます。

②使い道が自由

障害年金の使い道は、生活保護の場合とは異なり自由です。医療費のほか、生活費や趣味、貯蓄など、自身の判断で利用できます。

③国民年金保険料の支払いが免除となる

障害年金の1級または2級が認定されると、国民年金保険料が支払いが法定免除となります。 保険料を納付しなくても将来受け取る老齢基礎年金額に半額は反映されます。免除制度は負担を軽減しながら将来の見通しを整える仕組みとして、多くの受給者の支えとなっています。法定免除には申請が必要です。

④障害年金には税金がかからない

障害年金は税金がかからないため、受け取った金額をそのまま使えます。

⑤扶養家族がいる場合加算がある

要件を満たす配偶者や18歳未満のお子様がいる場合、加給年金が加算されます。

⑥遺族厚生年金が支給される場合がある

障害厚生年金2級以上の受給者が亡くなった場合、死亡した人によって生計を維持されていた要件を満たす家族に遺族厚生年金が支給されます。

⑦20歳以降に初診日のある障害年金は所得制限がない

給与収入や配当等の収入があっても、障害年金は調整されず全額受け取れます。 ただし、20歳前に初診日のある障害基礎年金は、保険料を納付していないため、受給者本人に一定以上の所得があると制限があります。

申請前に必須確認。受給で生じる「デメリット」と他制度との調整

障害年金には多くの利点がある一方、他制度との調整が必要となるケースがあり、条件によっては手当が減額・停止となることがあります。ここでは、申請前に知っておきたい主な注意点を整理します。

①老齢年金の金額が下がる場合がある

障害年金2級以上の方が年金保険料の法定免除を選択すると、65歳以降に老齢基礎年金を選択した場合に受け取れる年金額が減ってしまいます。 ただし、これは法定免除をするからであって、障害年金を受け取るから減ってしまうわけではありません。 65歳以降もずっと障害年金を受給できる方は65歳以降も障害基礎年金を受給できるので問題はありません。65歳までに障害年金を受取れなくなる可能性がある方は、法定免除を申請せず、年金保険料を納付し老齢基礎年金額を下げない選択もできるので、あまり大きなデメリットとは言えないでしょう。

②社会保険の扶養から外れることがある

障害年金は、税法上は非課税ですが、社会保険上の扶養には年金額を含めて計算されます。 障害年金額が180万円以上となる方や、他に収入を加えて180万円を超える方は注意が必要です。

③寡婦年金及び死亡一時金が受け取れなくなる

障害基礎年金を受給している方が老齢基礎年金を受け取る前に死亡した場合、寡婦年金や死亡一時金は支給されません。

④20歳前に初診日のある障害年金は所得制限がある

20歳前に初診日のある傷病で障害基礎年金を受給している場合、所得制限があります。一定額を超える所得を得た場合、翌年の年金が全額または半額停止となります。

⑤各種手当・公的制度との「併給調整」による影響

障害年金を受給すると、他の手当や給付と調整が行われる場合があります。代表的な制度には次のようなものがあります。

  • 生活保護
    生活保護は必要額に応じて支給されるため、障害年金を受給するとその分が収入として扱われ、生活保護費が減額されます。
  • 傷病手当金
    原則として障害厚生年金と同時に受給する場合は、障害厚生年金を上回る差額のみが支払われます。
  • 労災給付
    障害年金と労災の障害補償給付は、障害の原因や給付の種類により調整されるため、制度の重複を避ける取り扱いがされます。障害年金は全額支給されますが、労災給付は減額して支払われます。
  • 児童扶養手当
    以下のどちらかに該当する方で、児童扶養手当と障害年金を併給する場合は注意が必要です。

    ・障害年金に子の加算がある方
    ・障害厚生年金3級を受給している方

    もし障害年金の子の加算と児童扶養手当ての両方を受け取れることができる場合、障害年金の子の加算が優先されて、児童扶養手当は子の加算との差額のみが支給されることになります。このように、併給調整は制度ごとに細かなルールがあり、申請前に確認しておくことが重要です。

    後悔しないための申請判断と受給後のトラブル回避策

    障害年金の申請を検討する際は、制度のメリットとデメリットを理解することが重要です。また、受給後の更新や手続きにも注意が必要です。

    「障害認定の更新審査」に備えるべきリスクと対応

    障害年金には更新審査があり、病状改善や基準の変更により等級が変更されたり、支給が停止されたりする場合があります。医師に普段の生活状況を正確に伝えておくことが重要です。

    請求や受給に関して不安や疑問がある場合、年金事務所や専門相談窓口を活用する方法があります。制度の複雑さから自己判断が難しいと感じる方も多いため、必要に応じて相談しながら進めることで、手続き上の見落としやトラブルを避けやすくなります。

    まとめ:障害年金のメリットを最大限に活かすには

    障害年金は、働くことが難しい状況で生活を支える大きなメリットがある一方で、他制度との調整や将来の年金への影響など注意点もあります。 そのメリットを最大限に活かし、不安を避けるためには、制度の正しい理解と事前の適切な準備が欠かせません。正確な情報を得て、ご自身の状況に合わせて手続きを進めることが、障害年金を安心して活用するための鍵となります。

    障害年金に関するご不安や疑問は、どうか抱え込まずにご相談ください。
    かわた社会保険労務士事務所では【初回無料相談】を承っております。まずはお問い合わせフォーム、またはお電話にて、お気軽にご連絡ください。